第8代会長・石川冬木会長のご紹介

石川冬木会長 プロフィール

【略歴】 東京大学医学卒、東京大学医学系大学院博士課程修了の後に、東京大学医学部付属病院内科研修医、自治医科大学附属病院 ジュニア・レジデント、東京大学医学部第三内科 医員、国立がんセンター研究所発癌研究部 リサーチ・レジデント、東京大学付属病院 助手、コロラド大学化学生化学部 Thomas R. Cech 研究室、東京工業大学生命理工学部生命理学科助教授、東京工業大学生命理工学部生命理学科教授、京都大学大学院生命科学研究科教授、現在に至る。2014年10月より2017年9月の間、日本学術会議会員、第二部幹事、2017年10月より2020年9月の間、日本学術会議会員、第二部部長。
【最新の受賞】 2021年度日本遺伝学会木原賞
【研究分野】 ライフサイエンス, 分子生物学

第8代日本生命科学アカデミー会長 石川冬木


第7代会長・長野哲雄先生ごあいさつ

第5代会長金澤一郎先生、第6代会長金岡祐一先生の後を継いで、平成28年4月に第7代会長に就任しました長野です。会長として一言ご挨拶申し上げます。

日本生命科学アカデミーは、前身の日本医歯薬アカデミーを含めますと平成29年に30周年を迎えました。この間、日本学術会議が七部体制であった昭和62年以来今日まで、第七部を構成する研究連絡委員会が主催する講演会、あるいは日本学術会議が平成17年10月に三部制へ移行した後は第二部会員が中心となって主催するシンポジウム等への経済的支援をはじめとする学術活動を主要業務としてきました。 現在、日本学術会議第二部は生命科学の学術領域を担当していますので、これと整合を取るため本アカデミーの名称を平成29年4月より日本生命科学アカデミーに改称致しました。

学術研究は申し上げるまでもなく、国の発展の基盤となるイノベーションを生み出し、資源の乏しい日本において高度の教育と研究が日本を世界の先進国に押し上げてきました。昨今のノーベル賞受賞者の増加はその好例でしょう。日本学術会議は日本の研究者を代表する団体であり、学術研究の発展に大きく貢献してきました。

しかしながら、最近の日本の財政赤字は学術研究を支える日本学術会議の活動にも大きな影響を与え、暗い影を落としています。その活動経費は常に削減の方向にあり、十分とは言えないのが現状です。活動の多くは日本学術会議会員のボランティア精神により支えられています。日本生命科学アカデミーでは日本学術会議における活動、特に第二部の生命科学研究の活動を経済的側面から支援を行ってきていますが、この厳しい財政的現状において、このアカデミーの役割は益々重要になってきております。

私は会長として、日本生命科学アカデミーの活動を一層活性化する所存でおります。関係各位の本アカデミーに対する絶大なるご指導およびご支援を切にお願い申し上げる次第です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第7代日本生命科学アカデミー会長 長野哲雄

長野哲雄

長野哲雄会長 プロフィール

【略歴】 東京大学薬学部卒、東京大学薬学系大学院博士課程修了の後に、米国Duke Univ. Med. Centerに留学、帰国後に東京大学大学院薬学系研究科助教授を経て教授に就任。東京大学を定年退職後、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)・理事、現在は東京大学名誉教授、東京大学創薬機構客員教授。この間、東京大学大学院薬学系研究科・研究科長、薬学部長、日本薬学会会頭等の要職を歴任。平成23年より日本学術会議会員(第二部幹事)、平成26年より日本学術会議第二部部長。

【受賞歴】 日本学士院賞、紫綬褒章、日本薬学会学会賞、上原賞、島津賞、日本酸化ストレス学会賞、山崎貞一賞、持田記念学術賞、市村学術賞受賞

【専門分野】 薬学、創薬科学、ケミカルバイオロジー